ご覧いただいてありがとうございます。
こんばんは。
和歌山の税理士の尾崎敦です。
今回は今年の年末調整で間違いが多かった点についてお伝えします。
今年から保険料控除について改正がありましたが、
お客さんが行った年末調整のチェックをしていると、
改正に係る部分で間違えているケースを多く拝見します。
(改正の内容については長くなるので割愛しますね)
特に“旧契約”と“新契約”に関する部分で
①新契約と旧契約とでは計算式や限度額が違う
②昔から掛けている保険が平成24年中に更新された際には新契約として計算する。
といった点で間違いがあるようです。
結果的に本来よりも税負担が多い処理になっていることも多いように思います。
たとえば、①では同じ保険料を支払っていても
新契約では控除する限度額が4万円ですが
旧契約では限度額が5万円のため1万円控除が多くなります。
また、旧契約と新契約では計算式が違うため、
使う計算式を間違えてしまうと税金の額が変わってしまいます。
②の場合では去年までは限度額まで控除できている場合に多いのですが、
昔から契約している保険が平成24年に更新されていて
新契約となっていた際に「介護保険」部分の金額があるのに
気付かずに捨ててしまい介護保険部分の控除額を一切控除することなく
本来よりも税負担が多い結果になっていることもあります。
新契約か旧契約かは控除証明書に書いていますので、
もし心当たりのある人は改めてチェックしてみてくださいね。