ご覧いただいてありがとうございます。
こんばんは。
和歌山の税理士の尾崎です。
今回は確定申告でよく質問される「青色申告と白色申告のどちらが得か」
についてお伝えします。
たまに青色申告よりも白色申告の方が
きっちり計算しなくていいので
税金が得になると思われている方がいらっしゃいますが、
基本的には青色申告の方が得になります。
というのも、簡単に言ってしまえば
青色申告の制度自体が
きっちり計算する手間がかかる分、
様々な特典を付けようというものだからです。
特典はいくつもありますが、
その中で青色申告特別控除というものがあり、
イメージとしては実際には支払っていないけれど
きっちりやった分だけ費用を増やしてあげよう、
というものがあります。
詳細は省きますが、
実際に支払った経費とは別に
10万円か65万円のいずれかの金額分だけ
支払いはなくても費用が増えることになります。
また、青色申告でなければ
損失が出たとしても繰り越せないことも
影響が大きいと思います。
他の特典に加え、上記の取り扱いがあるので
基本的に「白色申告の方が得」ということにはなりません。
もし白色申告の方が青色申告にしたいという場合は、
3月15日までに税務署に届出を提出すれば
青色申告書を提出することができるようになります。
期限がある話になりますので、
検討されている方は忘れないように
気を付けてくださいね。