2019年7月税務調査の通知から当日までの流れと調査前のポイント
2019年08月04日
ご覧いただいてありがとうございます。
こんにちは。
和歌山の税理士の尾崎です。
今回は7月にお客様で税務調査がありましたので
その際の流れを参考に税務調査のポイントなどについてお話ししたいと思います。
まず、6月中旬に税務署から当事務所の私宛にお客様へ調査を行いたい旨の連絡がありました。
お客様ではなくて私に連絡があったのは、
毎年の決算時に税務署へ申告書を提出する際に、
調査の連絡については私へ連絡するように
税務代理権限証書にチェックをして提出しているためです。
チェックをしていないと税務署からの連絡は
私ではなく直接お客様へ行われることになります。
税務署とお客様の間に入って電話で日程を調整しましたが、
7月後半でお客様の都合も大丈夫ということでしたので、
私の方から税務署へその旨を連絡しました。
補足ですが、日程については税務署側の希望があったとしても
都合がつかない場合は別の日程へ変更することができます。
税務署から連絡があってから調査の日程までの間に、
調査の対象期間(3期分でした)の内容を改めて確認し、
お客様と事前に打ち合わせを行いました。
どのようなことを聞かれる可能性が高いとか、
事前に準備しておいてほしい資料といったことから
どこに調査官に座ってもらうかといった細かい点まで打合せをしました。
特に重要な点ですが、当日は私も立ち会う予定になっていましたので、
調査官のいる場所には社長や経理を担当する方はいなくてもいい、
むしろどちらかといえばできるだけ居ない方がいいという旨も伝えました。
理由はその場に社長がいたら、私が立ち会っていたとしても、
調査官は社長に直接質問をしてしまうためです。
できるだけ調査官からの質問は私が聞いて返答し、
どうしても社長や経理の担当者でなければわからないことがあった際は、
私1人で別の場所にいる社長のところまで移動して確認をし、
その聞いた内容を調査官がいるところまで戻って返答をするという流れの方が、
ついうっかり余計なひと言を言ってしまうという事態を防ぎやすくなります。
調査を受けたことがある方なら理解してもらえると思いますが、
調査官から質問があった際はどうしてもわかってほしいという思いから
必要以上に話をしてしまうことが本当に多いのです。
それ自体は一概に悪いこととは言えませんが、
ついうっかり言わなくてもいいことを言ってしまうケースも多いので、
社長や経理担当者と調査官の接点はできるだけ減らせるほうがいいと考えています。
また、社長や経理担当者の精神的な負担も減らせることに加えて、
調査だからと言って通常の業務もとめずに済むこともメリットが大きいですね。
打合せを行い、資料を準備してもらって、
いよいよ調査の当日となりましたが、
長くなってしまいましたので、今回はこれぐらいにして
当日の流れについては次にお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
今回の写真は和歌山市のパームシティの近くにある
ジョルノという珈琲専門店のカフェラテになります。
すごい上手で、かわいらしいですよね。
私はエスプレッソを頼んでいたのですが、
カフェラテを頼めばよかったかなと思いました。
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実際に検討される際は、事前に税理士にご相談されるようにお願いします。