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こんにちは。
和歌山の税理士の尾崎です。
今回は会社で掛ける社長の生命保険についてお伝えします。
会社によってさまざまな理由があるかと思いますが、
社長の生命保険をかける場合は、
①万が一の際の保障
②節税
といった視点で検討する必要があります。
保障としては金融機関からの借入れがある場合は
万が一の際に借入を問題なく返済できる金額と、
立てなおすまでの期間(一般的には半年ほど)の運営費
残されたご家族に対する生活の保障として退職金の支給にかかる金額
上記の合計額が妥当なものと考えられています。
(会社の状況によって異なりますので、あくまで一般論としてお考えください。)
節税目的としては、会社の資金繰りや経営状況なども考慮して
長期的な視点から損得を検討する必要があります。
ただ現実にはよく分からないので
保険会社の営業の人から言われたとおり、
知り合いから勧められたからとりあえず契約している
ということが意外と多いようです。
残念なことではありますが、
今まで相談を受けてきたものの中には、
会社の状況から考えるとあまり必要がないと思われるような
保険を掛けているケースも数多くありました。
もし契約している保険の内容をよく把握できていない場合や、
勧められたからとりあえず掛けているという状況なら、
会社の経営状況も踏まえた上で一度見直しされてみてはいかがでしょうか。
その際の注意点としては、
毎月の保険料の負担が苦しいからといって、
すぐに解約するというのではなく、
払い済みとして保障は下がりますが、
以後の保険料は払わなくても済むような方法もありますので
契約の変更といった手段も含めて
検討するようにしてくださいね。