ご覧いただいてありがとうございます。
こんにちは。
和歌山の税理士の尾崎です。
今回は相続税の調査結果に関してお伝えしたいと思います。
税務署は毎年相続税の調査結果についても発表していますが、
直近のものでは、実地調査件数3,467件、
このうち申告漏れ等の非違があった件数は2,566件で、
約74%の方がなにかしら指摘を受けている結果となっています。
ちなみにその前の年は77%なので、毎年結構高めの割合になっていますね。
そのほか公表されている情報のうち申告漏れ相続財産の内訳があるのですが、
最も申告漏れが多かった財産は現金・預貯金等で313億円、
続いて土地が232億円、有価証券が223億円になります。
このような結果が出ている以上、
今後相続税の調査があった際は、
現金預貯金等、土地、有価証券は
まず確認されるものと思っておいてくださいね。
特に現金預金は申告漏れが多いため
事前に銀行へ反面調査を行い、
通帳の入出金の動きは確認されています。
申告の際にも確認されているでしょうが、
大きな額の入出金があるなら何に使ったか等をすぐに答えられるように
改めて確認して置いた方がいいでしょうね。