ご覧いただいてありがとうございます。
こんばんは。
和歌山の税理士の尾崎です。
今回はアウトソーシング(外注)に関するお話になります。
ご存知の方も多いので改めて説明することでもないかもしれませんが、
簡単に言うとアウトソーシングとは業務を別の業者に委託することになります。
あまり意識されていないかもしれませんが、
税理士の行う記帳代行や給与計算も似たようなものになりますね。
契約内容にもよりますが、メリットは基本的に管理も含めた作業の手間が減ること、
知識を習得する必要がないこと、機械等の設備を購入しなくてもいいこと等になるでしょうか。
新たに人を雇うほどの作業量もない場合や定期的に発生しない仕事の場合には
外部に委託することも十分検討の余地があるかと思います。
また、開業間もない会社が売上が安定するまで、
あるいは人を雇う体制を作るまでの間だけ
外注にお願いするのはリスクヘッジにもなると思います。
注意していただきたい点としては、
現在の従業員で充分こなせる仕事量、難易度であるにもかかわらず、
外部に委託することで逆に経費(出費)が増えるケースがあります。
また、業務によっては作業データなどはもらえるでしょうが
ノウハウが社内に残らないというのも問題になるケースがあると思います。
特に製造業では上記のケースが多いようにも見受けます。
原価計算などをしている場合で、
社内の人件費をそれぞれの製品に割り振って管理している場合は、
現在の従業員の作業量なども考慮した上で、
外部に出すかどうか慎重に検討するようにしてみてください。
最終的には利益を増やすためにどうするかという基準で考えるようにしてみてくださいね。