相続税対策ではじめにすること
2012年09月22日
ご覧いただいてありがとうございます。
こんばんは。
和歌山の税理士の尾崎です。
今回は相続税対策ではじめにすることについてお伝えします。
相続税対策って何をすればいいですか?と聞かれることがよくあります。
返事は毎回同じで「まず相続財産がどれだけあるか確認することです。」とお答えしています。
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
相続税対策というだけなら相当な数の方法があります。
ただ、お金や手間がかかるもの、将来的なリスクがあるものも数多くあります。
例を一つあげると、よく節税本に書いてあるものの中に
現金で持つよりアパートを買おうというものがあります。
実際のところ相続税だけを考えると現金よりもアパートの方が
評価額が下がるため相続税は減ることになります。
ただし、建物の登記費用などの出費が増えるだけでなく、
アパート経営が上手くいかない場合
維持費などで損をするリスクがあります。
実際に相続税対策だけを考えてアパートを取得し
結果としてそれ以上のお金を失ったケースも見てきました。
誤解しないでいただきたいのですが、
相続税対策としてアパートを買ってはいけないというわけではなくて、
まずはじめにそれだけの対策が必要かどうかを検討しないといけないとお伝えしたいのです。
まず相続財産がいくらあるのかを把握して、
おおよその金額であっても相続税がいくらになるのか、
そもそも相続税がかかるのかを計算し、
それぞれの状況に合わせた対策を取るように心がけてみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。