ご覧いただいてありがとうございます。
こんにちは。
和歌山の税理士の尾崎です。
今回は「税理士を変えたら調査が来るか?」についてになります。
有り難いことに当事務所のお客様には、
新しく開業された方から
創業60年を超える会社まで
様々なお客様がいらっしゃいますが、
新しく開業された方を除けば
ほとんどのお客様が他の税理士事務所を変更し
当事務所とご契約いただいていることになります。
その際に「税理士が変わったらやっぱり調査はくるの?」
という質問をよく受けます。
昔からそういったうわさが根強くあるようで、
特に年配の方の中には「来るやろ」というような
むしろ来て当たり前といった感じで言われるほど、
強く信じていらっしゃる方もいるようです。
ただ、実際のところとしては、
税理士が変わったことが理由で調査が来るというのは基本的にない。
と言っていいと思います。
当事務所のケースでいえば、
他の税理士事務所から当事務所へご契約いただいた時から
1~2年の間に調査が来たようなケースは約2~3%程度、
30件に1件もあるかどうかという状況です。
申告書には税理士の名前を記載する欄はありますので
税務署の方で税理士を変更したことは確認できますが、
変更した理由までは分からないこともあり、
もし偶然その時期に調査があったとしても、
税理士を変更したことが原因で調査に来る
というわけではないと考えられます。
ただ、それまでとは違うやり方で会計処理をした
ことが原因で調査が入った場合は
税理士が変わったことも一つの理由と言えると思います。
売上や仕入その他の勘定科目の数字や
原価率等が例年よりも大きく増減している場合は
調査が入りやすくなります。
少し極端な例ですが、
それまでの税理士は仕入で経理処理をしていた支払が
新しい税理士は外注やその他の経費で処理をした場合は
仕入と外注の額、それに原価率等の数字が
大きく増減するため調査が入る可能性は高くなります。
当事務所ではよっぽどの問題がない限り、
それまでの会計処理に合わせるように注意していますが、
それぞれの税理士事務所によって
会計処理のルールは決めていると思いますので、
もし税理士の変更をお考えになられている場合は
事前に会計処理についても確認しておいた方が無難かもしれませんね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。