ご覧いただいてありがとうございます。
こんにちは。
和歌山の税理士の尾崎敦です。
今回は相見積りをとることによる経費削減についてお伝えしたいと思います。
大企業では当たり前のこととして行われているケースが多いのですが、
中小企業では逆に行われていない会社の方が多いように思います。
また、すべての発注に関して行ってしまった場合、
多くの中小企業では従業員が一人二役を担っていることが多いため、
その作業に時間が取られてしまい営業活動に支障をきたすことも考えられます。
あくまで一定金額以上の仕入れ等の場合
(例えば一回当たりの支払いが50万以上の場合など)には
相見積りを行うと社内でルールを作ることで
実施されてみてはいかがでしょうか。
問題点としては、仮に新規の発注先に決まった際は、
納期や品質などの面で問題がないか注意する必要があることになるかと思います。
あと、今までお付き合いのある取引先がいる場合は、
わざわざ相見積りをとることに抵抗がある人もいることでしょうか。
(中小企業ではこちらの方が難しい問題かもしれませんね。)
もちろん今までのお付き合いもありますし、
営業活動に支障が出る場合などもありますので
どのような状況でも相見積を行った方がいいとお伝えするつもりはありません。
相見積を行うことで実際の削減額だけでなく社内の従業員に対し、
経費削減を意識してもらうためにも有効になりますので、
一定のルールを設けて心理的な抵抗が少ない部分から
実施してみることも検討されてはいかがでしょうか。